43.不動産相続良く起こる争いごとを紹介

公開日:2021年05月03日

紫陽花

不動産相続対策をお考えの方はいらっしゃいませんか。

そんな方に押さえておいて欲しいのが相続で発生する争いについてです。

今回は相続で起こる争いの実態についてや争いを防ぐためのポイントについて紹介します。

 

 

相続で起こる争いの実態とは

相続で起こる争いごとをテーマにしたドラマや話は多いため、一度は見聞きしたことがある方もいらっしゃるでしょう。

しかし、そういった争いごとはお金持ちだけの話だと勘違いされる方も多いです。

そこでここでは、相続で発生する争いの実情に関して2点紹介します。

 

1つ目は相続トラブルは中流階級で多いことです。

遺産相続での争いの大半は遺産総額が5000万円以下の中流家庭で起きており、年々増加傾向にあります。

 

2つ目は関係が良好でも起こりうることです。

「自分の家族や親戚は仲が良いから、皆譲り合って解決できるだろう」と甘く考えていると危険です。

実際、家庭裁判所に遺産分割調停を起こしたり、激しい争いをしたりする場合の大半は、かつては仲が良かった兄弟です。

今まで仲が良くても、相続を機に関係が悪化し、最悪の場合絶縁状態になる可能性もあります。

 

相続が原因で、家族がバラバラになるのは悲しいですよね。

そんなことにならないよう、生前からきちんと対策をしておく必要があります。

 

 

争いを防ぐためのポイントを紹介

ここまでで、相続争いに関しての危機感を感じて頂けたでしょうか。

それでは実際に、争いを防ぐために生前からできるポイントを2つ紹介します。

 

1つ目は遺言書があるかどうかです。

不動産を相続人同士で共有する必要がある状態だと、争いが起こる原因となります。

もし遺言書に、誰が不動産を取得するのか明記されていれば、共有の必要はありません。

また、それにより相続人の分配割合に不平等が生じるなら、代償分割を考えましょう。

生命保険を用いて代償金を払う相続人に対し金銭が渡せるよう配慮したり、計画的に貯金を残したりする工夫が大切です。

 

2つ目は、相続財産が分けやすいかです。

相続財産が均等に分けにくい不動産ばかりだと、トラブルの元となります。

しかし、現金や預貯金よりも不動産のほうが相続対策では有効とされています。

そのため、不動産を残すにしても分けやすいよう工夫しましょう。

自宅を売却してマンションに住み、資金の組み換えをするのも1つの手です。

 

 

まとめ

相続で起こる争いの実態についてや争いを防ぐためのポイントについて解説しました。

相続で起こりうる争いに向けて対策を取っておけば安心です。

不動産を売却をお考えの方は是非当社にご相談ください。

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