51.共有名義不動産売却に関する基礎知識
公開日:2021年05月31日
相続した不動産の売却をお考えの方がいらっしゃると思います。
その際に、「共有名義」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
しかし、意味をしっかりと理解している方は少ないです。
そこで今回は、共有名義の不動産の売却に関する基礎知識をご説明します。
不動産売却をする際の共有名義とは?
不動産売却における共有名義とは、土地や不動産の所有権を単独ではなく何人かで所有している状態のことを指します。
共有名義で所持する場合は、「相続をする際に他複数の人と共有する」「住宅を購入する際に夫婦共有名義にしている」「二世帯住宅で親子共有名義にしている」などが挙げられます。
共有をする際は、それぞれ自分の持分があり、それらを登記できます。
共有名義と単独名義の違いは、言葉の通り、ひとつの不動産を複数で所有しているか単独で所有しているのかの違いです。
買い手からすると、どちらも違いはありませんが、共有名義の場合、売却する際に注意する点が増えたり手順が増えたりするので少し面倒です。
不動産の共有を避ける方法をご紹介!
遺産分割をする際に共有をしない
例としては、兄弟2人で親から受け継いだ不動産を相続する場合、しっかりと相談してどちらが買い取るか決めたほうが良いでしょう。
もしくは、不動産を売却する際にどのくらいの金額で分割するか事前に決めておくのがおすすめです。
できるだけ早く共有分割する
遺産相続時に共有してしまった場合、早めに共有物を分割して、共有状態を解消しましょう。
現物分割は、土地を分筆して分ける方法であり、代償分割は誰かひとりが他の相続人へ代償金を払って単独で不動産を取得する方法です。
換価分割は不動産を売って売却金を分ける方法です。
また、不動産に関心がないのであれば、不動産の相続権を他の相続人へ譲ってしまっても構いません。
できるだけ早く弁護士に相談する
不動産の関係でトラブルが発生した場合、共有している人同士で関係が悪化してしまいます。
兄弟や姉妹、夫婦間で不動産を共有していると人間関係が悪くなってしまい、不利益を被ってしまう可能性があります。
このような場合には、弁護士に相談するのが良いでしょう。
法律に詳しい弁護士に相談して、解決してもらうのが最も良いです。
まとめ
今回は、共有名義の不動産を売却に関する基礎知識をご説明しました。
不動産の共有名義の共有とは、不動産の所有権を複数の人で所有している状態のことを言います。
共有名義で所持していると、トラブルの原因になるかもしれません。
当社では、不動産の売却のお手伝いをしておりますので、お悩みの方はぜひご相談ください。