土地の境界線の杭がない時の対処法とは?

公開日:2022年05月02日

20220502コラム

土地や空き家を長期間所有していて、境界線を長期間調査しない場合には、境界線を決定する杭を知らないうちに失ってしまっている可能性があります。

実際、境界に関しては近隣間で多くの問題が起きてしまったという事例も多くあります。

気づいたら行動を起こしたいのですが、どうしたらいいのでしょうか?

また、境界杭がない場合、どのようなトラブルが発生する可能性があるのでしょうか。

今回は、土地の「境界線の杭の概要」「消失指定待った場合の対処」について説明します。

□境界線の杭がない場合そのままでも大丈夫?

土地の境界線が無意識のうちに消えてしまうことも珍しくありません。

長期間経過すると、雨、風、雪などにより、知らないうちに杭が埋まったり消えたりすることがあります。

 

*現状維持であれば、すぐに行動を起こす必要はない

 

特に土地や空き家に対し何か行動を起こす予定が無い場合には、急いで杭打ちをする必要はありません。

長期間の測量を行わずに境界杭が消失した場合、土地・住宅測量士に実際の測量を依頼する場合がありますが、費用がかかります。

そのため、そのままの状態維持や賃貸などで所有し続けると、何もせずそのままにしておく場合が多いと言えます。

 

*売却を検討している場合は、できるだけ早く対処する必要がある

 

境界杭に対処する必要がない唯一のケースは、境界杭を引き続き所有している場合です。

特に販売の際には、実際の測定と境界の決定が必要です。

特に何十年も調査をしていない場合は、適切に調査して引き渡さないと問題が発生します。

実際の測定により、隣接する土地との境界をしっかりと認識して販売する必要があると言えます。

 

*境界杭はブロックやフェンスを構築するときに早期に設置する必要がある

 

例外は、境界杭を所有している場合、境界杭の喪失にすぐに対処する必要がある場合です。

これは、隣のサイトでフェンスをブロックまたは構築する場合に当てはまります。

販売以外の境界杭の再設置が必要になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

□土地の境界線が見つからないときの対処法をご紹介

土地の境界線が見つからない理由と対処法について説明します。

まず、最初から境界杭がない場合は、「土地境界確定調査」を行い、決定した境界点に新たな「境界杭」を追加します。

しかし、最初は境界杭があったのに、ブロック工事や給水工事等により引き抜かれて見つからないケースもあります。

そのような場合は、土地境界確定調査が完了に境界点に座標値があれば、土地と家屋の検査官にそれらを復元するように依頼します。

土地の境界が決まっていない場合、土地境界確定調査を実施し、調査終了後に設置します。

 

他にも、地面や構造物の下にあり、見えない場合もあるでしょう。

地面や構造物の下にあり見えない場合は、削岩機やシャベルを使ってブロックなどの構造物をこすったり、穴を掘ったりして境界杭を探します。

□まとめ

今回は、土地の境界杭ついてご紹介しました。

日常生活の中で、境界の存在に気付かないかもしれません。

しかし、境界付近で設備や機器を設置しようとする場合、予期せぬトラブルが発生する可能性があります。

今は問題がなくても、将来土地や空き家を手放すことになったときにトラブルになる可能性もありますので、まずは境界杭を探してみてください。

不動産無料査定・ご相談はこちらから

不動産無料査定サイドバー

その他ご質問は下記ページか、ご気軽にお問合せください

●不動産コラム一覧

 

 

●不動産売却について